ブロック注射とは?解決できる悩みやおすすめの人について解説
痛みを取り除く治療を行っているペインクリニックをご存知でしょうか。
ペインクリニックでは、ブロック注射という方法で、なかなか取れない痛みを取り除く診断と治療を行っています。
首や肩、背中、腰など身体の部位に痛みを感じているという方は、整形外科や整骨院などに通われているかもしれません。
しかし、「薬物療法や電気治療などを行っているにも関わらず痛みが取れない」状態であれば、ペインクリニックに相談してみましょう。
大阪市内の方なら、心斎橋にある中村AJペインクリニックでブロック注射を受けることが可能です。お気軽にご相談ください。
ブロック注射とはどのようなものなのか
痛みがある部位の神経の近くや、痛みの原因となっている部位に注射をすることで、痛みを緩和させることができます。
効果は1回から実感される方もおられます。
ブロック注射が痛みに働きかける仕組み
痛みは、筋肉が緊張してしまい、大脳に痛みの情報が伝わり、神経が興奮状態となることで起こります。
筋肉の緊張は、同じ姿勢が長く続いていたり、運動不足や冷えなど様々な原因で起こります。
筋肉が緊張してしまうと、血行が悪くなり神経や筋肉に供給されている栄養や酸素の量が減ってしまいます。
神経や筋肉に栄養や酸素が行き渡らないことで、筋肉はさらに硬直しやすくなってしまうのです。
硬直してしまった筋肉を運動したり、マッサージに行くなどしてほぐすことができれば良いのですが、なかなかそれができず放置してしまう人もいるでしょう。
硬直している筋肉を放置してしまうと、痛みが慢性化したり、より強くなったりします。
このように痛みが解消されず続いてしまうのです。
ブロック注射は、大脳に痛みの情報を伝えることができないようにブロックさせる働きを期待できます。
痛みの情報を大脳に伝えないようにすることで、繰り返される痛みを止めることができるのです。
ブロック注射は、くり返し継続することで、だんだんと痛みを抑える効果の持続期間が長くなっていきます。
ブロック注射で期待できる効果
痛みを緩和させることができるブロック注射ですが、痛みを緩和させるだけでなく、再び痛みが起こることがないように整えるという効果も期待できます。
ブロック注射を行うと、興奮していた神経が一時的にクールダウンされます。
これにより痛みが落ち着くだけでなく、ブロック注射を一定期間受けた後に、神経の興奮を抑える働きも期待できます。
ブロック注射を打ち始める前ほど痛みを感じなくなっている状態へもっていくことが可能です。
また、早い段階でブロック注射を行うことで、痛みを慢性化させるのを防ぐこともできます。
ブロック注射の注射方法
ブロック注射は、どのように痛みが出ているのか、どこに痛みが出ているのかによって注射方法を変えており、主に3種類の方法があります。
自然治癒力も高める星状神経節ブロック
頚部にある交感神経節に注射する星状神経節ブロックは、身体の自然治癒力を高めることもできる方法で、様々な痛みを緩和させることができます。
緊張に関係している神経の塊に注射することで、高ぶっている交感神経を抑え緊張を取り除くことができるため、痛みが徐々に軽くなっていきます。
痛みの悪循環を遮断する硬膜外ブロック
硬膜外腔とよばれる脊髄の外側にある空間部分に注射することで、末梢神経の遮断をして痛みを緩和する方法です。
痛みを感じている神経を休ませることで、痛みの悪循環につながらないようにすることができます。
また、血流を改善させることができるため、酸素や栄養も届きやすくなって治りを早める効果も期待できます。
痛みが出ている部位に注射するトリガーポイント注射
筋肉が硬結している部位は、痛みを強く感じます。
この部分に直接注射することで、局所的な痛みを取り除くことができる方法です。
注射した周辺部位の血流も改善されることで、痛みが取れやすくなっていきます。
ブロック注射がおすすめの人
ブロック注射は
- 痛みが強く出ていることで日常生活に支障が出ている人
- 手術が必要と言われていてもなかなか休みを取れない人
- 手術の後に痛みが残っている人
- 電気治療や鍼灸、内服薬や外用剤などを使用しても、痛みがほとんど改善されていない人
におすすめです。
より詳しく解説していきます。
痛みにより日常生活に支障が出ている人
痛みがあることで、仕事ができない、家事ができないなど日常生活に支障が出ている場合は、ブロック注射を行うことで、日常生活が楽になっていきます。
少しでも身体を楽にしてあげるためにも、ブロック注射を検討してみましょう。
休みを取ることができない人
ブロック注射は、1回10分ほどで行える施術です。
そのためなかなか休みが取れないという人や忙しい方でも、施術を受けやすいです。
術後に痛みが残っている人
手術を受けた後、痛みが残っているという場合もブロック注射で痛みを緩和することができます。
手術後は、痛み止めを飲んでも痛みがなかなか取れないこともあるでしょう。
そのような場合、ブロック注射が有効です。
様々な治療方法を試しても痛みが緩和しなかった人
痛みを緩和させる方法は色々あります。一般的に利用されるのは、痛み止めの飲み薬や、塗り薬です。
さらに痛みがある部位に電気をあてたり、鍼灸治療なども有効です。
しかし、これらを受けてもなかなか良くならない、まったく効果を実感できないというような場合、ブロック注射を試してみることで、痛みを抑えられる可能性はあります。
ブロック注射なら中村AJペインクリニックへ
痛みの原因が分からない、色々な痛みがあるというような場合、痛みを緩和・解消する方法としてペインクリニックは最適です。頭痛・肩こり・目の奥の痛み・首の痛みなど気になる痛みの症状があり、何とかしたい・・・という方は、中村AJペインクリニックへご相談ください。
日本ペインクリニック学会・日本整形外科学会の専門医が治療を行っている、中村AJペインクリニックでは、痛みの症状に合わせた最適なブロック注射治療を行うことが可能です。
診療は完全予約制となっていますので、まずはご予約をお願い致します。
記事監修医師プロフィール
中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医