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コラム

2024.12.26

片頭痛は首のせい?原因と今すぐできる改善法

季節の変わり目やストレスなどが引き金となり、首・肩のこりを伴う片頭痛に悩む方が増えています。

日本では片頭痛の有病率は約8.4%で特に女性に多く、片頭痛によって仕事・日常生活にも大きな影響を与えてしまいかねません。

本記事では、首から起こる片頭痛の原因と、今すぐできる改善法について解説します。

首からくる片頭痛にお悩みの方は、ぜひ中村AJペインクリニックにお気軽にご相談ください。

片頭痛とは?



片頭痛とは、血管が拡張することで脈打つような痛みが頭部に現れる頭痛の一種です。

通常、片側または両側の頭部に痛みを感じ、こめかみ・後頭部にズキズキとした痛みが数時間から数日間続くことがあります。

片頭痛のメカニズムは完全には解明されていませんが、三叉神経が刺激されることで炎症が起き、血管が拡張し痛みを引き起こすと考えられています。

片頭痛の原因は、女性ホルモン、栄養不足、特定の食べ物、遺伝、ストレス、睡眠不足または寝すぎ、飲酒、光と音、月経周期、天候の変化などさまざまです。

片頭痛は女性に多いという研究結果もあり、その多さの理由は月経周期とホルモンバランスによるものです。

痛みがひどくなると吐き気・嘔吐を伴い、音または光に敏感になることもあります。

首が原因で起こる片頭痛

片頭痛にはさまざまな原因が複合的に絡み合っていますが、実は片頭痛と首の関係も密接で、首の筋肉と関節の不調が片頭痛を引き起こす原因となっていることが多いです。

実際、片頭痛の患者の多くは後頚部に筋緊張(首こり)を抱えており、これが痛みを悪化させる一因となっています。

しかし、後頚部の圧痛が片頭痛に深く関わっているにもかかわらず、患者自身はその自覚がないことも少なくありません。

研究によると、片頭痛の患者の約70%が頭痛の発症前後に首の痛みを感じており、約54%は片頭痛と同時に首の痛みを自覚しています。

このため、首の状態を適切に診断し、治療することが片頭痛の改善に繋がることがあります。

さらに、首こりが強いと薬の効果が低くなるため、まずは首の筋肉を緩和することが片頭痛の治療において重要です。

日常生活でできる!首からくる片頭痛の改善法

首からくる片頭痛の改善には、日常生活での工夫が効果的です。

正しい姿勢を意識し、首を温めたり、ストレッチで筋肉をほぐしたりすることで、痛みの予防につながります。

以下より詳しく見ていきましょう。

正しい姿勢を維持し、長時間のパソコン・スマホの使用を控える

片頭痛を引き起こす首の負担を軽減するためには、日常生活での姿勢が重要です。

特にパソコン・スマホを使う際には、長時間同じ姿勢を続けないように気をつけましょう。

パソコン作業では、ディスプレイを身体から約40センチメートル離し、視線がやや下になる位置に調整することが理想です。

また、机の高さは肘が90度に曲がり、自然にキーボードを使える位置に設定しましょう。

椅子の高さも足裏が床にしっかりと着く高さに調整し、体に負担がかからないようにします。

さらに、長時間の連続したパソコン・スマホの使用は、首・肩に負担をかけやすいため、こまめに休憩を取ることが大切です。

休憩中には目を閉じて目を休ませることも、首のこりを防ぐために有効です。

首と肩を温める

片頭痛の症状を和らげるために、首と肩を温めることも効果的があります

特に片頭痛の場合、首の付け根が凝りやすく、その部分を温めることで血流が改善され、痛みが軽減できる可能性があります。

温めることでリラックス効果も得られ、筋肉の緊張がほぐれやすくなるため、首周りの不快感を軽減することが可能です。

温め方としては、入浴またはホットタオルを活用することが手軽で効果的です。

ストレッチ・軽い運動を取り入れる

首からくる片頭痛を予防するためには、ストレッチまたは軽い運動もよいでしょう

簡単な上半身の伸びや首回し、肩回しなどを行うことで首・肩のこりをほぐし、血流を改善、片頭痛の発症を抑える効果が期待できます。

さらに、ウォーキングやジョギングなどの軽い運動も、血行不良を改善し、首と肩のこりを緩和するのに役立ちます。

運動はストレス解消にも効果的で、片頭痛の引き金となるストレスを軽減することも可能です。

運動が毎日できない場合でも、週に2~3回の運動を取り入れるだけで十分です。

日常生活に無理なく運動を取り入れて、片頭痛の予防につなげましょう。

それでも治らない首からくる片頭痛にはブロック注射が有効

首が原因の片頭痛が慢性化していて重度の場合、日常的なケアと薬物療法では十分な効果が得られないことがあります。

そのような場合はペインクリニックでのブロック注射が有効です。

強い痛みが続く、薬が効かないといった場合、トリガーポイント注射や星状神経節ブロックなど、頭痛の種類に合わせた治療が行われます。

ブロック注射は、痛みの信号が脳に伝わるのを抑制することで、痛みを和らげる効果があります。

神経の興奮を鎮めることで、片頭痛が繰り返し起こるのを防ぎ、神経にダメージが蓄積するのを防ぐことが可能です。

特に首に関連する片頭痛の場合、神経ブロックによって首周りの筋肉の緊張を解消することで痛みの軽減が期待できます。

強い痛みが続くと日常生活に支障をきたすため、早めに専門医に相談することが重要です。

首からくる片頭痛でお悩みなら中村AJペインクリニックへ

中村AJペインクリニックでは、カウンセリングを重視し、患者様の痛みの原因と症状に基づき、最適な治療法を提案しています

院長は、日本ペインクリニック学会・日本整形外科学会の専門医として、長年の経験と知識を基に、患者様一人一人の悩みに寄り添います。

中村AJペインクリニックでの首に関連する片頭痛治療は、主にブロック注射治療です。

神経の過敏を鎮め、痛みの信号を抑制することで、片頭痛を和らげ、繰り返しの痛みを防ぎます。

中村AJペインクリニックでは、片頭痛を根本から改善したい方へ専門的なサポートを行っております。

痛みが強くなり、仕事と日常生活に支障をきたしているという方はぜひご相談ください。

まとめ



片頭痛は首の不調と密接に関連しており、適切なケアが症状の改善に繋がります。

正しい姿勢、ストレッチ、首を温めるなどで日常的に予防が可能です。

それでも改善しない場合は、ブロック注射で痛みを軽減することができます。

首からくる片頭痛にお悩みの方は、ぜひ中村AJペインクリニックにお気軽にご相談ください。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医