三叉神経痛を和らげる方法3つと治療法4つ|原因となりやすい人も紹介
三叉神経痛でお悩みの方は、少しでも痛みを和らげたいと切実に願うのではないでしょうか。
頭部や顔面に激しい痛みが生じ、なかには日常生活もままならず仕事にも行けなくなってしまう方もいます。
この記事では、三叉神経痛を和らげるために自分でできることや、効果的な治療法を紹介します。
辛い痛みで憂鬱な毎日から抜け出すための役に立てれば幸いです。
三叉神経痛でお悩みの方は中村AJペインクリニックへご相談ください。
痛みの緩和と改善に向けた治療を行っています。
三叉神経痛の痛みを和らげる方法3つ
三叉神経痛の突然の痛みは毎日を憂鬱にさせ辛いものです。
病院での治療とは別に、自分でも痛みを和らげられる方法を3つ紹介します。
1.ストレスを取り除いて自律神経を整える
三叉神経痛はストレスが原因で痛みを感じやすくなるともいわれています。
心にストレスを受けると自律神経が乱れて身体にも影響を与え、痛みを感じやすい状態になるのです。
自律神経の乱れは生活習慣を見直すことで自分でも改善できます。
規則正しい食生活と十分な睡眠、身体の冷えを取り除くことが大切です。
身体の冷えを改善すると血行がよくなり、心身の緊張も解けリラックスした状態で過ごせます。
ストレスすべてを無くすのは無理でも、軽減させることは可能です。
自律神経を整えて痛みを和らげる生活習慣を身に付けましょう。
2.ツボを押す
痛みを和らげる効果のあるツボの指圧を試してみましょう。
じんわりとした痛みや気持ちよさを感じる程度に、無理をし過ぎずやや強めに押します。
押す箇所は下関(げかん)という耳から指2本分前にあり、頬骨の下の窪みができるところです。
三叉神経痛の緩和に効くとされています。
また合谷(ごうこく)というところもあります。
手の親指と人差し指の付け根辺りで、両指の骨の分かれ目のところです。
ストレスで乱れた自律神経を整える効果があり、心の緊張を和らげてリラックス状態に導いてくれます。
三叉神経痛になりやすい人と原因
三叉神経は顔の左右にそれぞれあり、3本に枝分かれして通る神経です。
神経が血管に圧迫されることで痛みが生じるケースがほとんどですが、なかには腫瘍ができて圧迫されていることもあります。
腫瘍が原因かどうかは脳外科などで検査が必要です。
三叉神経痛は50代以上の女性に多く見られる症状で、疲れやストレスを溜めて自律神経が乱れている方もなりやすい疾患です。
日頃の生活を見直して自律神経を整えれば、三叉神経痛になりやすい原因も減らせます。
三叉神経痛の治療法4つ
自分で痛みを和らげる対策をしながら、病院での治療もしっかり受けましょう。
三叉神経痛の主な治療法を4つ紹介します。
1.内服治療
三叉神経痛の治療で最初に用いられることが多いのが内服薬による処置です。
市販の鎮痛剤は三叉神経痛にはほとんど効果がないため、病院で薬を処方してもらいます。
内服薬は高い鎮痛効果がありますが、長期間にわたって服用を続けると徐々に効果が減り、薬の量を増やさなければなりません。
薬の量を増やせば副作用が強く出る傾向にあるため、日常生活に支障が出て服用が続けられないケースもあります。
このようなときは他の治療法への切り替えを考えましょう。
2.神経ブロック注射
患者さんへの負担が少ない治療法として、神経ブロック注射があげられます。
神経ブロック注射は神経節やその周辺に注射で投薬を行い、神経に伝わる痛みを遮断する処置です。
処置をすることで筋肉のこわばりをほぐし血流もよくするため、心身共に緊張が取れてリラックス効果もあります。
リラックスできる状態が続けば自律神経を整えるのにも役立ち、三叉神経痛を和らげる相乗効果が得られるでしょう。
注射をしたあとにしびれを感じる場合がありますが、身体への負担が少ないのがメリットです。
3.外科手術
手術は患者さんにとって一番負担の大きい方法となりますが、治癒の即効性があります。
耳の後ろを切開して三叉神経に当たっている血管を移動させる手術を行います。
手術では全身麻酔を使い10日間程の入院が必要なため、時間・費用・心身への負担が大きい点がデメリットです。
決断に勇気もいるため、迷う方は負担の少ない治療法から試すのもよいでしょう。
他の治療法で改善しなかったときの最終手段といえます。
受診科やクリニックの選び方
どの診療科でどのような治療を受ければよいか迷ってしまう方もいるでしょう。
放射線治療や外科手術は、最初に選ぶ治療法としては少しハードルが高いかもしれません。
腫瘍がなく痛みだけが続く場合は、中村AJペインクリニックなどで痛み緩和の処置をするとよいでしょう。
中村AJペインクリニックでは神経ブロック注射の処置ができ、希望すれば内服薬の処方もしてくれるクリニックが多いようです。
ホームページなどを見て、三叉神経痛の患者さんを多く診ているクリニックがあれば、そのクリニックを選ぶのもよいでしょう。
多くの三叉神経痛の患者さんと接して、対処方法も心得ているはずです。
三叉神経痛を和らげる治療は中村AJペインクリニックへ
中村AJペインクリニックでは多くの三叉神経痛の患者さんを診療してきました。
他のクリニックでは一向に改善しなかったという患者さんも来院されます。
神経ブロック注射での治療にも定評があり、治療を続けるうちに症状が軽くなったという声も多数です。
国立病院の脳外科医とも連携を取り、必要に応じて放射線治療や外科手術も視野に入れ、幅広い治療法を提案しています。
三叉神経痛で辛い思いをしている方は、適切な治療法を案内できる中村AJペインクリニックへご相談ください。
記事監修医師プロフィール
中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医