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コラム

2024.11.26

頭痛・顔面痛の種類と原因|受診科と自分でできる対処法も紹介

原因の分からない頭痛や顔面痛に悩まされている方もいるのではないでしょうか?

不定期な痛みや継続的な痛みなど、痛み方は人それぞれで、症状の重い方だと日常生活に影響が出ることもあるでしょう。

痛みが出ると趣味やお出かけも楽しめず、仕事の効率も落ちてしまいます。

できれば辛い痛みから解放されたいですよね。

痛みの種類や原因はさまざまですが、何科を受診すればよいのか、痛みを和らげるために自分でどのようなことができるのかを解説します。

受診や検査をしたけど痛みの症状が解決しなかったという方も、この記事で解決策を見つけてください。

頭痛の種類と原因


頭痛の種類はさまざまで、生活習慣が原因のものや心理的な原因のもの、重大な疾患が原因となるものまで多岐にわたります。

それらを大きく分けると一次性頭痛と二次性頭痛があります。

一次性頭痛は他の疾患が原因ではなく頭痛そのものが病気となっている頭痛です。

二次性頭痛は他の疾患が原因となり引き起こされる頭痛です。

ここでは他の疾患によるものではなく、原因の分かりづらい一次性頭痛について取り上げます。

一次性頭痛の中でも症例が多いのが次の3つです。

  • 緊張型頭痛
  • 片頭痛(血管性頭痛)
  • 群発頭痛

緊張型頭痛

一次性頭痛の中でも多く見られる疾患で、痛みは軽度~中度のため日常生活に大きな支障はないものの、不快で気分がすぐれません。

額や左右両方の側頭部に圧迫感や締めつけ感を感じ、慢性的に痛みが続くことも多くあります。

肩や首に負担をかけることで筋肉がこわばり、血流が悪くなって痛みが起こります。

長時間同じ姿勢で作業を行う方は注意が必要です。

また、精神的なストレスでも緊張型頭痛が起こるといわれています。

片頭痛(血管性頭痛)

緊張性頭痛に次いで多い疾患で、ひどいと日常生活に支障をきたすこともあります。

左右どちらかのこめかみ辺りに、ズキズキとした脈打つような痛みを発するのが特徴です。

強い痛みを感じるため、鎮痛剤を飲まないと日常生活が送れないというケースも珍しくありません。

片頭痛は女性に多く見られ、子どもにも発症することがある疾患です。

睡眠不足・ストレス・肩こり・眼精疲労・天候・音や光の刺激が原因になり、急激に脳の血管が拡張することで痛みが生じます。

群発頭痛

少ないケースですが、主に20~40代の男性に見られる疾患です。

片方の目の周りや側頭部、前頭部の辺りに激しい痛みが起こり、鼻水や鼻づまりなどの症状も現れます。

発症すると数週間~数ヵ月にわたって痛みが続き、一度治まってもまたしばらくして再発するのが特徴です。

数年に1度のペースで再発を繰り返しますが、短いと数ヵ月ごとに再発します。

はっきりとした原因は分かっていませんが、男性ホルモンやウイルス感染が原因ではないかといわれています。

顔面痛の種類と原因

以下のものが顔面痛の主な原因となります。

  • 三叉神経痛
  • 帯状疱疹
  • 蓄膿症や口腔内が原因のもの

三叉神経痛

三叉神経痛は、顔面や口腔内、頭部などに鋭く強い痛みを感じます

原因がはっきりとしない顔面痛の多くは、三叉神経が過剰に刺激を受けてしまうことによるものです。

会話や食事などで表情が動いたときに痛みを誘発するため、話ができなくなったり食事ができなくなったりすることもあります。

常に痛みが続くのではなく、接触時の刺激や表情を動かすたびに痛みが生じるのが特徴です。

痛みは数十秒~数分程で治まります。

50代以降の女性が発症するケースが多い疾患です。

帯状疱疹

帯状疱疹は身体の中に潜んでいる水ぼうそうのウイルスが、免疫の低下により活発になることで発症します。

胸から背中にかけての上半身に発症することが多いですが、顔面に現れるケースもあります。

「ズキズキ」「チクチク」といった刺すような痛みから始まり、赤いポツポツした発疹ができるのが一般的です。

症状が痛みだけの段階では気づきにくいですが、発疹ができたら帯状疱疹の可能性が高いでしょう。

蓄膿症や口腔内が原因のもの

蓄膿症や口腔内が原因で顔面痛を起こしているケースもあります。

蓄膿症では、鼻を中心にあごや額にまで違和感が広がることがあり、重苦しい痛みを感じます

また、口腔内が痛みの原因である場合、あごやこめかみが痛むなど違う場所に痛みが現れることも珍しくありません。

抜歯後の痛みや歯茎の炎症などが原因で顔面に痛みがでることもあります。

痛みを和らげるために自分でできる対処法

痛みの種類によっては自分で症状を和らげることもできます。

緊張型頭痛は肩や首にかかる負担を減らすことで改善が見込めます。

姿勢を見直し、長時間同じ体勢で作業をする方はマッサージやストレッチで筋肉をほぐしましょう。

入浴で身体を温めて血行を良くするのもおすすめです。

片頭痛は刺激が原因になっている場合、音や光のない静かな場所で安静にしていると治まることがあります。

無理して身体を動かすと悪化に繋がります。

緊張型頭痛と片頭痛は自分でも対処しやすいので、紹介した方法を試してみてください。

頭痛・顔面痛は何科を受診すればよいか

この記事で紹介した一次性頭痛や顔面痛であれば、中村AJペインクリニックをおすすめします。

中村AJペインクリニックは痛みの専門家であるため、痛みの専門知識を持ち改善に導いてくれます

頭痛と顔面痛の両方に対応ができるだけでなく、肩や首、腰などすべての痛みを一緒に相談できるのもメリットです。

頭痛なら頭痛外来を行っているクリニックを探してもよいでしょう。

紹介した一次性頭痛以外の重大な疾患は、脳神経外科や脳神経内科などで診てもらう必要があります。

頭痛・顔面痛の治療には神経ブロック注射が有効

他の科で検査をして異常がないのに痛みが続く場合は、慢性的な痛みを取り除くためのブロック注射が有効です。

ブロック注射は痛みの発信元となる神経に作用し、痛みの伝達を止める効果があります。

さらにこわばった筋肉をほぐし血行をよくするため、緊張型頭痛のようにコリが原因の頭痛にも大きな効果が望めるでしょう。

ブロック注射は痛みの緩和や改善に有効な治療法といえます。

頭痛・顔面痛でお悩みの方は中村AJペインクリニックへ


病院を何件か受診しても鎮痛剤を処方されるだけで、症状は一向に改善しないというのが現状ではないでしょうか?

中村AJペインクリニックにはそのような患者さんも多く来院されます。

とくに緊張型頭痛・片頭痛・三叉神経による顔面痛は多く見られる症状です。

実際に治療を受けて「日常生活に支障が出るほどの痛みが軽くなった」「薬を飲まなくても過ごせるようになった」という声をいただきます

頭痛・顔面痛でお悩みの方は、一度中村AJペインクリニックへご相談ください。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医