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コラム

2024.10.17

神経痛は何科へ行くべき?症状別診療科一覧

神経痛を感じたとき、「何科を受診すればいいのだろう」と迷われた経験はありませんか。

神経痛はさまざまな原因で生じ、体のどの部分に痛みが現れるかによって、適切な診療科が異なります。

本記事では、坐骨神経痛や肋間神経痛、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛など、代表的な神経痛の症状と、それぞれに適した診療科をわかりやすく解説します。

神経痛の症状が気になる方は、中村AJペインクリニックへお気軽にご相談ください。

神経痛とは



神経痛とは、病名ではなく、神経が刺激されて生じる痛みを指す症状のことです。

この痛みは、中枢神経と末梢神経からなる神経系のうち、特に感覚を伝える末梢神経が刺激を受けることで起こります。

神経痛の多くは、背後に痛みを引き起こす病気が存在している場合が多いです。

痛みを我慢せず、早めに原因を特定し、適切な治療を受けることで痛みの緩和や根本的に痛みを解消できるでしょう。

神経痛は何科?症状別診療科一覧

神経痛を診てくれる科には、整形外科、内科、脳神経外科、神経内科、ペインクリニックなど、さまざまです。

神経痛は主に、「坐骨神経痛」「肋間神経痛」「三叉神経痛」「帯状疱疹後神経痛」などがあります。

ここでは、それぞれの症状の特徴と、適切に受診すべき診療科を詳しく解説します。

神経痛の種類に応じて、どの科に相談するべきかを知ることは、早期治療に向けた大切な第一歩です。

坐骨神経痛

・部位

坐骨神経痛は、坐骨神経の通り道であるお尻から太ももの後面、ふくらはぎにかけて痛みが現れます。

通常、右か左のどちらか片側に症状が出ることが多いです。

・痛みの症状

坐骨神経痛の痛みは、鋭く電気が走るような感覚で、体を動かすたびに痛みが強くなるのが特徴です。

このため、日常の動作に大きな支障を来たしてしまうでしょう。

・主な原因

最も一般的な原因は腰椎椎間板ヘルニアです。

椎間板が変性して内部の髄核が飛び出し、坐骨神経を圧迫することで痛みが生じます。

・他の原因

まれに変形性腰椎症や腰部脊柱管狭窄症が原因となることがあります。

これらは主に中高年に見られる症状です。

・ヘルニアの発生原因

椎間板の外側にある線維輪が加齢や激しい運動で変性・断裂し、内部の髄核が飛び出して神経を圧迫することでヘルニアが発生します。

これにより腰からお尻、下肢にかけてのしびれや痛みが引き起こされます。

・リスク要因

悪い姿勢での作業や喫煙は、椎間板ヘルニアのリスクを高める要因です。

これらを避けることで、坐骨神経痛の予防につながるでしょう。

・受診すべき診療科

坐骨神経痛の疑いがある場合は、整形外科やペインクリニックでの受診を検討しましょう。

他には、神経内科、脳神経外科なども考慮するとよいでしょう。

肋間神経痛

・部位

肋間神経痛は、背中から胸にかけて、右か左のどちらか片側に現れることが多いです。

・痛みの症状

痛みは突然鋭く走り、大声や深呼吸など、肋骨が動く動作で痛みが増します。

・主な原因

体の歪み、椎間板ヘルニア、事故による骨折が肋間神経を圧迫・刺激することで痛みが生じます。

・その他の原因

ウイルス感染、骨粗しょう症、内臓疾患なども原因となる場合があります。

・受診すべき診療科

外傷歴がある場合は整形外科、皮疹がある場合は皮膚科、動きで痛みが増す場合は整形外科やペインクリニック、動きでは痛みに変化がない場合は内科を受診してください。

三叉神経痛

・部位

三叉神経痛は、目の周りや奥、額、頬など、顔の片側に症状が現れることが多いです。

・痛みの症状

痛みはチクチク、ズキズキとした刺すような痛みや突然の激痛が特徴です。

食事、歯磨き、冷たい風に当たるなどの刺激で痛みが引き起こされるでしょう。

・主な原因

三叉神経が動脈硬化などで膨張した血管に圧迫・刺激されることで痛みが生じると考えられています。

・その他の原因

原因がはっきりしない場合もあり、脳腫瘍や脳動脈瘤の異常が原因かもしれません。

また、疲れやストレスによる自律神経の乱れが関与している可能性も指摘されています。

・受診すべき診療科

MRIなどで血管や腫瘍による圧迫が確認された場合は脳神経外科へ、主に痛みを訴える場合は、ペインクリニック科へ受診しましょう。

帯状疱疹後神経痛

・部位

帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹が発生した皮膚の部位に沿って現れることが多く、通常、体幹や顔などが主な部位です。

・痛みの症状

痛みはピリピリ、ズキズキとした持続的な痛みが特徴で、特に高齢者では強い痛みが残りやすくなります。

皮膚症状が治まった後でも、痛みが1カ月から半年以上続く場合があります。

・主な原因

子どものころに感染した水ぼうそうウイルスが再活性化することで帯状疱疹が発症します。

疲労やストレスで免疫力が低下した際に、ウイルスが再び活動を始めるのが原因となることが多いです。

・その他の原因

中でも、免疫機能が低下しやすい高齢者で発症しやすいと考えられています。

・受診すべき診療科

帯状疱疹後神経痛の治療には、内科やペインクリニックが適しています。

早めに医療機関を受診することで、痛みの悪化を防ぎましょう。

神経痛で何科に行けば迷っている方は、整形外科とペインクリニックのある中村AJペインクリニックへ

中村AJペインクリニックでは、整形外科、ペインクリニック、美容診療などを併設しております。

神経痛をはじめとする身体の痛み全般に対応し、肩こり、膝痛、腰痛、全身の痛みなどさまざまな症状をお任せください

院長は日本ペインクリニック学会と日本整形外科学会の専門医で、専門的な治療を提供しています。

心斎橋駅から徒歩1分とアクセスも良好で、忙しい方でも通いやすいのが魅力です。

まとめ



神経痛の原因や症状に応じて、受診すべき診療科は整形外科、内科、脳神経外科、ペインクリニックなどさまざまです。

坐骨神経痛、肋間神経痛、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛など、それぞれの特徴に合わせた診療科を選ぶことが、早期改善のカギとなります。

神経痛で受診する科に迷った際には、中村AJペインクリニックへぜひご相談ください。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医