帯状疱疹はうつる?うつさないための予防策を紹介
帯状疱疹を発症してしまった時に、他の人にうつるのか気になりませんか?
特に小さい子供がいる家庭や、年配の方と同居している方は心配ではないでしょうか。
そこで今回は、帯状疱疹はうつる可能性があるのか、帯状疱疹を発症してしまった場合に気をつけることを紹介していきます。
帯状疱疹は早期治療も鍵となるので、帯状疱疹が疑われる場合はすぐに病院へ受診しましょう。
「中村AJペインクリニック」は、帯状疱疹の治療が可能なクリニックなので、ご相談ください。
帯状疱疹はうつる可能性があるの?
帯状疱疹のウイルスは、水疱瘡と同じウイルスですが、他人からうつって発症する病気ではありません。
水痘(水疱瘡)に1度もかかった事がない人が、帯状疱疹の患者さんの唾液や滲出液に触れると、水痘(水疱瘡)を発症する事が比較的稀ですがあります。
また、子供のころに水疱瘡に罹ったことで免疫があるからと言って、帯状疱疹にならないとも限りません。
加齢による免疫力の低下で、身体の中に隠れている水疱瘡ウイルスが再活動を始め、帯状疱疹として発症してしまう可能性があります。
水疱瘡に罹ったことのない人にウイルスが付着してしまうと、水疱瘡としてうつるのです。
帯状疱疹がうつるタイミング
帯状疱疹は皮膚に赤い発疹が現れ、ピリピリ、チクチクした痛みが現れますが、ウイルス事態は皮膚に発疹が現れる3日前ごろには、唾液から排出されています。
そのため、帯状疱疹の発症初期でも唾液から飛沫感染する可能性が考えられます。
また、発疹が水ぶくれになると、水ぶくれ内に大量のウイルスが含まれているので、接触による感染、水ぶくれが潰れることで起きるウイルスの飛散にも注意する必要があります。
帯状疱疹をうつさないためには
帯状疱疹をうつさないためには、水ぶくれを潰さないようにする必要があります。
患部をガーゼ等で保護しておくと、水疱瘡ウイルスの飛散を防げます。
また、水ぶくれがかさぶたになるまでは触れさせないよう注意してください。
家族とはタオルを共有しないようにし、患部と接触する可能性を無くすことが大切です。
もし水疱瘡ウイルスが付着してしまった場所は、消毒用アルコールで拭くことをおすすめします。
帯状疱疹が疑われる場合は、他の人に触れられないようにし、すぐに病院に受診しましょう。
帯状疱疹の治療は早期に
帯状疱疹の症状の現れ方は個人差があり、痛みや痒みのないケースもありますが、治療が遅れると、重症化する可能性も考えられます。
帯状疱疹の治療に使用されている抗ウイルス薬は、皮膚症状が現れて24時間以内に投与する必要があり、帯状疱疹発症後72時間を過ぎると、効果に期待ができません。
初期は痛みがなかったとしても、治療が遅れることでウイルスによるダメージが蓄積されていき、重症化したり、帯状疱疹後神経痛を引き起こしてしまいます。
帯状疱疹が疑われる場合、発症した場合は、必ず3日以内に病院へ行きましょう。
帯状疱疹にはブロック注射も有効
帯状疱疹は皮膚と神経にダメージを与える病気なので、治療にブロック注射が有効です。
ブロック注射は、局所麻酔薬を注入することで痛みを遮断すること、神経のダメージを緩和して血流を改善し、神経の働きを回復させる作用があります。
また、ブロック注射で痛みの悪循環を断ち切ることで、帯状疱疹後神経痛の予防にも期待できます。
帯状疱疹の相談は中村AJペインクリニックで
中村AJペインクリニックでは、帯状疱疹の治療にブロック注射を行っています。
痛みの治療に特化した専門的なペインクリニックなので、すべての場所(顔を含めた全身)にブロック注射が可能です。
ブロック注射は、経験豊富な専門医が施術しており、安心して受けられます。
また、中村AJペインクリニックでは丁寧なカウンセリングを心がけており、治療方針も医師と相談しながら決められます。
帯状疱疹に関する相談や治療は中村AJペインクリニックにご相談ください。
記事監修医師プロフィール
中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医