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コラム

2024.03.26

椎間板ヘルニアとは?首における症状・原因・治療法を徹底解説

首の痛み、肩の痛み、腕や手のしびれ、頭痛、めまいなどで悩んでいませんか。

このような症状に当てはまるなら、首の代表的な疾患の一つの頚椎椎間板ヘルニアかもしれません。

本記事では、首における椎間板ヘルニアの症状から原因、治療法までを詳しく解説します。

中村AJペインクリニックでは、首の痛みに対し豊富な症例と確かな技術のもと、症状に合わせた神経ブロック注射が受けられます。

首や首まわりに異変を感じたら、中村AJペインクリニックへぜひご相談ください。

首の椎間板ヘルニアとは

首(頚部)に起こる椎間板ヘルニアは、7つある頚椎、その間をつなぐクッションである椎間板の中に存在する髄核というゲル状の組織が、外に飛び出してしまうことで起こる症状です。

首や肩甲骨、腕の痛みが代表的な症状ですが、進行すると手足のしびれが生じ、手や足の動きが悪くなることがあります。

首の椎間板ヘルニアの症状

ここでは、首(頚部)に起こる「頚椎椎間板ヘルニア」の特徴的な症状について詳しく解説していきます。

頸椎椎間板ヘルニアの初期症状

頸椎椎間板ヘルニアの初期症状は、一般的には首や肩、腕に痛みや違和感が現れることが多いです。

具体的な初期症状として以下のようなものがあります。

  • 首から肩、腕、手にかけ持続する痛み
  • 片方の腕や手の痛み・痺れ
  • 両手の痺れや感覚障害

上記の初期症状は、他の疾患で見られる症状と似ていることがあるため、自己診断せずに専門の医療機関で正確な診断を受けることが重要です。

初期症状の段階では安静にしていれば消失する程度の症状が多く、早めに医療機関を受診し医師の指示にしたがっていれば1週間から8週間程度で症状は改善します。

頸椎椎間板ヘルニアの中期症状

頸椎椎間板ヘルニアの中期症状は、初期症状が進行した状態であり、より強い痛みやしびれなどが生じてきます。

具体的な中期症状として以下のようなものがあります。

  • 首から肩、腕、手にかけ持続する痛み
  • 手や腕に強いしびれや感覚異常
  • 手の握力の低下や腕の力の低下
  • 首の痛みや筋肉の緊張による首の動きが制限

初期症状の症状とは違い、中期の段階になると、首や肩にはっきりとした痛みやしびれが出るようになり日常生活にやや支障が出てきます。

治療期間は初期と同じく1週間から8週間程度となりますが、個人差が大きいです。

痛み止めなどを服用しつつ、リハビリテーションで治療を行ったり、安静にする期間を長くして様子を見るといった治療方法になります。

頸椎椎間板ヘルニアの後期症状

頸椎椎間板ヘルニアの後期症状は病状が進行し、初期や中期の症状に比べより重篤で生活に大きな影響を与える可能性があります。

具体的な後期症状として以下のようなものがあります。

  • 強烈な痛み
  • 広範囲のしびれや感覚喪失
  • 筋力の大幅な低下
  • 歩行困難や手の細かい動作が困難になるほどの運動障害
  • 自律神経の障害

後期に入ると、頸部から肩、腕、手にかけての強烈な痛みで日常生活に影響を及ぼすほどになり、基本的には手術が必要な状態です。

治療期間は退院後も定期的に通院が必要なため、治療期間は数ヶ月から1年程度です。

具体的には、約2週間の入院中に患部の手術とリハビリテーションや薬物療法を行います。

首における椎間板ヘルニアの原因

首における椎間板ヘルニア(頚椎椎間板ヘルニア)の主な原因として以下のようなものがあります。

  • 老化と劣化
  • 物理的負荷や外傷
  • 不適切な姿勢
  • 遺伝的要因
  • 生活習慣と健康状態
  • 職業的要因

最近では、パソコンやスマートフォンなどで起こるクレーンネックや長時間のデスクワークによる姿勢不良や筋力、柔軟性の低下が、頸椎椎間板ヘルニアを含む頚椎症の原因ともなっていると言われています。

そのほか、生活習慣や健康状態に影響がある、タバコも毛細血管の血流が悪くなって椎間板が劣化する原因となり、注意が必要です。

首における椎間板ヘルニアの治療法

首における椎間板ヘルニア(頚椎椎間板ヘルニア)の治療法は保存療法と手術療法があります。

中村AJペインクリニックでは、頚椎椎間板ヘルニアで強い痛みがある場合に、神経の周りに薬を直接注入するブロック注射の治療が可能です。

つらい痛みの緩和には痛みの専門である中村AJペインクリニックへの受診をおすすめします。

保存療法

頚椎椎間板ヘルニアの保存療法とは、手術を行わないで治療を進める方法です。

保存療法では、首に負担がかからないように頚部の安静を保ち、必要によっては頚椎カラーを装用します。

薬物療法では、非ステロイド性消炎鎮痛薬、筋弛緩薬、神経痛薬などが投与されます。

その他の治療法として、神経ブロックがあります。

神経ブロックは、激しい痛みを抑えるために、局所麻酔やステロイド薬を注射し痛みを和らげます。

注射の部位によっては、患者様の安全を考えて、入院していただく場合もあります。

痛みが落ちついたあと、首周りの筋肉を強化し、柔軟性を向上させるためのエクササイズや姿勢改善の指導などの理学療法が行われます。

中村AJペインクリニックでは、痛みを感じている部分の神経の近くに局所麻酔薬を注射して、痛みを遮断するブロック注射を行っています。

手術療法

保存治療を行っても症状が改善しない場合や、日常生活に支障が出るような筋力低下、強い痛み、歩行障害、排尿障害などが出た場合は手術による神経の減圧を行います。

手術方法としては、頚部の前から行う「頚椎前方除圧固定術」と頚部の後ろから行う「頚椎椎弓切除術」、「頚椎椎弓拡大形成術」などがあります。

手術療法には保険適用外の自費となる種類もあるため、経済的な負担も考慮し主治医とよく相談することが重要です。

まとめ

中村AJペインクリニックは、頸椎椎間板ヘルニアで強い痛みがある際に神経の周りに薬を直接注入するブロック注射の治療が可能です。

首の痛みや椎間板ヘルニアについてお悩みの方は中村AJペインクリニックへぜひお気軽にご相談ください。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医