痛みのある帯状疱疹はペインクリニックへ!帯状疱疹後神経痛の予防にも
帯状疱疹は子どものときにかかった水疱瘡ウイルスが、免疫力が落ちた時に、再び活動することで発症する病気です。
帯状疱疹の症状は、赤い発疹が神経に沿って帯状に発現し、ピリピリとした痛みがあります。
帯状疱疹の治療には、まずは皮膚科が思い浮かぶ方が多いと思いますが。痛みの強い帯状疱疹の治療には、ペインクリニックがおすすめです。
本記事では、ペインクリニックがおすすめの理由を紹介していきます。
帯状疱疹の治療にペインクリニックがおすすめの理由
ペインクリニックのブロック注射では、帯状疱疹による痛みを効果的に取り除くことが可能です。
また、ブロック注射を行うことで、帯状疱疹後神経痛を発症させないための予防にも効果的となっています。
帯状疱疹で痛みがある場合は、帯状疱疹後神経痛を発症させないためにも、できるだけ早くペインクリニックを受診することが大切です。
ペインクリニックで行う治療は?
ペインクリニックでの帯状疱疹の治療は、抗ヘルペスウイルス薬や痛み止めを内服しながら、ウイルスの増加と痛みを抑えていきます。
また、痛みの強い場合は服薬と同時に、ブロック注射を行います。
ブロック注射は、帯状疱疹による痛みを取り除いて回復を早め、帯状疱疹後神経痛の発症を防ぐことが可能です。
ブロック注射が有効な理由
帯状疱疹は水疱瘡ウイルスが皮膚だけでなく、神経にもダメージを与える病気です。
発疹のような皮膚病、痛みによる神経病が混在しているため、神経ブロックによるブロック注射が効果的です。
神経ブロックへの注射は、神経痛を緩和させる作用と、患部の血流を良くする作用があります。
そのため、皮膚病と神経病の治りを早めることが可能です。
下記のように、治療対象の神経によって、ブロック注射の種類と場所、薬剤の種類を使い分けています。
患部 | ブロック注射 |
---|---|
顔 | 星状神経節ブロック・三叉神経ブロック |
首・上肢 | 星状神経節ブロック・頸部硬膜外ブロック |
胸・背中 | 胸部硬膜外ブロック・肋間神経ブロック |
下肢 | 腰部硬膜外ブロック |
お尻 | 仙骨ブロック |
帯状疱疹後神経痛の予防や治療にも
帯状疱疹の症状が長引いた場合は、発疹等の皮膚症状が治った後でも、帯状疱疹後神経痛として痛みが残ってしまいます。
水疱瘡ウイルスによって神経にダメージが与えられ、その後炎症することで帯状疱疹後神経痛が発生します。
そのため、帯状疱疹後神経痛を発症させないためには、神経のダメージを早期に取り除くことが大切で、早期治療が重要となっています。
神経ブロックへの注射は、損傷した神経へのダメージを緩和させることが可能です。
また、血流を良くして神経の働きを回復させる効果があるので、帯状疱疹の治療に適しています。
ブロック注射による治療は、帯状疱疹後神経痛の治療だけでなく、帯状疱疹の痛みを早期に取り除けるので、帯状疱疹後神経痛の予防にも適しています。
ブロック注射の治療症例を紹介
中村AJペインクリニックにおける帯状疱疹治療の一例をお見せします。
当院でブロック注射を行った患者様の経過をご覧ください。
最初の写真は治療から4カ月後の状態です。
この時点では、まだ皮疹や赤みがはっきりと残っています。
次に、治療から5カ月後の写真です。皮膚の状態が改善され、盛り上がりが目立たなくなってきました。
そして、治療から7カ月目の写真では、皮疹が完全に消え、症状もなくなっています。
痛みも完全に消え、皮膚の回復が進んで、ごく軽い色素沈着が残る程度まで改善しています。
ブロック注射は神経痛を抑える効果があり、帯状疱疹後の神経痛の予防と緩和に非常に有効であることが証明されています。
帯状疱疹の治療なら中村AJペインクリニックで
もし、帯状疱疹が発症してしまったら、中村AJペインクリニックを受診して早期治療を行いましょう。
中村AJペインクリニックでは、ブロック注射での治療が可能です。
ブロック注射は、圧倒的な症例数を誇る経験豊富な専門の医師が行うため、安心して治療が受けられます。
また、24時間WEBで予約を受け付けており、ブロック注射の施術後すぐに帰宅できるので、気軽に帯状疱疹の治療が可能です。
記事監修医師プロフィール
中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医