腰椎椎間板ヘルニアの手術|費用相場やリスクについて解説
腰椎椎間板ヘルニアの手術には、再発リスクがあるため注意が必要です。
手術後しばらくは安静に過ごし、無理して早期に仕事復帰しないようにしましょう。
本記事では、腰椎椎間板ヘルニアの手術方法や費用相場、再発リスクや効果的なセルフケアについて徹底解説しています。
腰椎椎間板ヘルニアの手術費用平均が気になる方や、手術後の再発を予防したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
大阪で腰椎椎間板ヘルニアのクリニックをお探しの方には、中村AJペインクリニックがおすすめです。
痛みと炎症を抑える効果が高い神経ブロック注射に対応しており、腰椎椎間板ヘルニアの痛みが慢性化している場合にも効果が期待できます。
腰椎椎間板ヘルニアの痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
腰椎椎間板ヘルニアの主な手術方法
腰椎椎間板ヘルニアの主な手術方法は、次のとおりです。
- 飛び出した椎間板を切除する手術
- 椎間板を切除し、椎骨を金属で固定する手術
- 椎間板内酵素注入療法
腰椎椎間板ヘルニアは、基本的には薬物療法・理学療法で治癒します。
しかし、排尿・排便障害がある場合や、薬物療法・理学療法で治癒しない場合は、手術を検討しなくてはいけません。
椎間板内酵素注入療法は傷跡が注射痕のみのため、手術に抵抗がある方におすすめです。
腰椎椎間板ヘルニアの症状について詳しくはこちらも参考にしてください。
腰椎椎間板ヘルニアの主な手術方法について、それぞれ詳しく解説します。
飛び出した椎間板を切除する手術
腰椎椎間板ヘルニアの手術では、飛び出してしまった椎間板を切除します。
入院期間は切除方法により異なりますが3〜6日ほどで、傷跡の大きさは1~2cmほどです。
椎間板の切除には手術用顕微鏡や内視鏡を用いて、極力体に負担をかけないよう十分配慮しながら行われます。
ただし、手術を行うと少なからず体に負担がかかるため、本当に手術を受けるべきか医師にしっかりと相談しましょう。
椎間板を切除し、椎骨を金属で固定する手術
腰椎椎間板ヘルニアの手術で椎間板を切除したあとに、椎骨を金属で固定することもあります。
椎間板の変性と不安定性が強かったり、腰椎椎間板ヘルニアの症状が非常に重い場合は、椎骨を金属で固定しなくてはいけません。
椎骨を金属で固定するには、固定用のネジを入れるための穴をあける必要があります。術後はリハビリも必要で、2週間ほどは入院しなくてはいけません。
椎間板の切除のみで済むケースよりも大がかりな手術になるため、医師とよく相談して手術を受けるべきか決めましょう。
しかし、腰椎椎間板ヘルニアの手術で、椎骨を金属で固定するケースはさほど多くありません。
基本的には飛び出した椎間板の切除のみで済むケースが多いため、過度の心配は不要です。
椎間板内酵素注入療法
椎間板内酵素注入療法では、薬剤を注入して髄核の水分を抑えてヘルニアを縮小させ、腰椎椎間板ヘルニアの症状を緩和します。
半日〜1日または1〜2日ほどの入院で済む上に、傷口も注射痕のみのため、手術に抵抗がある方におすすめです。
ただし、椎間板内酵素注入療法では、薬剤の注入によりアナフィラキシーが起こる危険性があります。
ヘルニアの形や発症部位によっては適応外になるケースもあるため、椎間板内酵素注入療法を希望する方はまずは医師に相談してみましょう。
腰椎椎間板ヘルニア手術の費用相場
腰椎椎間板ヘルニアの手術で椎間板を切除する費用相場は、平均10〜30万円ほどです。
手術方法ごとの費用相場を次にまとめました。
手術方法 | 料金 |
---|---|
MED(内視鏡下手術) | 25~30万円ほど |
FESS(内視鏡下手術) | 10~25万円ほど |
PLDD(レーザー治療) | 38万5000円~49万5,000円ほど |
椎間板内酵素注入療法(注射) | 5~7万円ほど |
上記は、健康保険が適用された場合の金額です。
ただし、レーザー治療のPLDDは健康保険が適用されないため、自費診療の金額になります。
腰椎椎間板ヘルニア手術には再発のリスクがある
腰椎椎間板ヘルニアの手術には再発のリスクがあるため、退院後は無理をしないよう注意しましょう。
手術を受けた122名のうち10名が、退院2週間後に症状が悪化していたという報告があります。
症状が悪化した方の多くは、座ること・物を持ち上げることが困難だと感じていました。
座ることが困難だと感じた方の悪化部位は全例腰部で、物を持ち上げることが困難だと感じた方は全例仕事復帰しています。
腰椎椎間板ヘルニア手術後の再発には、腰痛の悪化と早期の仕事復帰が関係していると考えられるため、仕事復帰のタイミングには注意が必要です。
腰椎椎間板ヘルニア手術後、仕事復帰にかかる期間についてはこちらを参考にしてください。
腰椎椎間板ヘルニアの再発を防ぐためにも、手術後はコルセットをきちんと装着し、しばらくの間は重労働を避けましょう。
腰椎椎間板ヘルニアの手術後、再発防止に効果的なケア方法
腰椎椎間板ヘルニアの手術後、再発防止に効果的なセルフケアは次のとおりです。
- 姿勢を正し、長時間座ることを避ける
- インナーマッスルを鍛える
- 生活習慣を改善し体重を落とす
腰椎椎間板ヘルニアの再発は、適切な生活指導と運動習慣で防止できる可能性があります。
ただし、痛みが増したり違和感が出たらすぐにセルフケアを中断し、痛みが続くようであればクリニックを受診しましょう。
腰椎椎間板ヘルニアの手術後、再発防止に効果的なケア方法について詳しく解説します。
姿勢を正し、長時間座ることを避ける
腰椎椎間板ヘルニア手術後の再発を防止するためには、座る際の姿勢を正すことはもちろん、長時間座らないことも大切です。
腰椎は立っているときのみでなく、座っているときも上半身の重みを支えており、常に負担がかかっています。
体格に合わない机や椅子の使用や良くない姿勢で座り続けることは、腰椎椎間板ヘルニアの再発原因になるため、注意が必要です。
椅子に座る際は、次のような姿勢をとりましょう。
椅子にランバーサポートというクッションを設置した上で座布団を敷き、座面と背もたれの角度を110°にすることが大切です。
仕事や移動の都合で長時間座ることを避けられない方は、1時間ほど座り続けたら休憩を挟みましょう。
1時間ごとに椅子から立ち上がり、体を伸ばしたり水分を摂るようにしてみてください。
インナーマッスルを鍛える
腰椎椎間板ヘルニア手術後の再発防止には、インナーマッスルのトレーニングも大切です。
インナーマッスルの中でも、特に鍛えたい筋肉は腹横筋と多裂筋です。
- 腹横筋の鍛え方
- 仰向けで寝転がり、膝を90度に曲げる
- へその下に両手を添え、お腹を膨らませる
- 鼻から息を吸い、口から10秒かけてゆっくりと息を吐く
- 1日3分ほど上記の呼吸法を行う
- 多裂筋の鍛え方
- 四つん這いになり、手が肩の真下にくるようにする
- 片方の足をゆっくりと床から離し、まっすぐ伸ばす
- 床から離した足と反対側の手を床から離し、まっすぐ伸ばす
- 腰が反らないように鏡で姿勢を確認しながら、10秒間キープする
注意点として、腰に痛みがあるときにインナーマッスルのトレーニングを行うと、症状が悪化する恐れがあります。
痛みがあるときは無理に体を動かさず安静にして過ごしましょう。
生活習慣を改善し体重を落とす
腰椎椎間板ヘルニア手術後の再発防止には、生活習慣の改善が大切です。
喫煙と肥満は腰椎椎間板ヘルニアの原因のため、禁煙とダイエットを始めましょう。
日本整形外科学会の腰痛診療ガイドラインでは、若年者は喫煙により腰痛になりやすいと発表されており、20代のような若い方はとくに注意が必要です。
山形大学医学部の研究では、BMI25以上の方が10%以上BMIを減少させると、腰痛が軽減すると言われています。
BMIは体重kg÷(身長m)2で算出できるため、BMI25以上の方は食事管理や運動でBMIの減少を目指してみましょう。
腰椎椎間板ヘルニアの痛みを抑えるなら中村AJペインクリニックへ
腰椎椎間板ヘルニアの痛みを抑えたい方には、中村AJペインクリニックがおすすめです。
当院は、痛みや炎症を抑える効果が高い上に過敏になっている神経を鎮める作用もある、神経ブロック注射に対応しています。
腰椎椎間板ヘルニアが再発してしまい、痛みが慢性化した場合にも効果が期待できる治療方法のため、ぜひ検討してみてください。
神経ブロック注射について詳しく知りたい方には、次の動画がおすすめです。
中村AJペインクリニックの神経ブロック注射には、次のような特徴があります。
部位別に最適な神経ブロック注射を提案可能
圧倒的症例数を誇り、安心かつ安全に治療を受けられる
事前予約制で待ち時間が少ない
治療後すぐに帰宅できる
それぞれ詳しく解説します。
部位別に最適な神経ブロック注射を提案可能
中村AJペインクリニックでは、部位別に最適な神経ブロック注射を提案可能です。
神経ブロック注射を打つ際は、発症部位や痛みの程度を正確に把握し、薬剤の種類や量を決定する必要があります。
当院では、発症部位と痛みの程度を見極めるために、カウンセリングを重視しており安心です。
神経ブロック注射の施術は、豊富な経験を持つ院長が担当するため、医師の技術力を重視する方でも納得して治療を受けていただけます。
圧倒的症例数を誇り、安心かつ安全に治療を受けられる
中村AJペインクリニックの施術数は20万件を超えており、安心して神経ブロック注射の治療を受けられます。
神経ブロック注射は、ごくまれに合併症や副作用が起こる場合があるため、経験豊富な医師が在籍するクリニックを選ばなくてはいけません。
中村AJペインクリニックでは、長年培った経験と知識をもとに、極力患者様に負担をかけないよう慎重に施術を行っています。
安心・安全に神経ブロック注射を打てるクリニックをお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。
事前予約制で待ち時間が少ない
中村AJペインクリニックでは事前予約制で、来院時の待ち時間がほとんどありません。
混雑時は最長1時間ほどお待たせすることもありますが、基本的には受付からご帰宅までスムーズです。
待ち時間が長いクリニックが苦手な方や、日々忙しくまとまった時間が取りにくい方でも、ストレスなくご来院いただけます。
治療後すぐに帰宅できる
中村AJペインクリニックでは、神経ブロック注射の施術後すぐに帰宅できます。
まれに20分ほど安静にすることもありますが、大半の方が施術後すぐにご帰宅されています。
職場のお昼休憩を活用して来院したり、用事のついでにスキマ時間で来院することも可能です、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
腰椎椎間板ヘルニアの手術では、飛び出した椎間板を切除したり椎骨を金属で固定したりします。
手術に抵抗がある場合には、薬剤を注入する椎間板内酵素注入療法もおすすめです。
腰椎椎間板ヘルニア手術には再発リスクがあるため、手術後しばらくは無理をしないよう注意しましょう。
大阪で腰椎椎間板ヘルニアのクリニックをお探しの方には、神経ブロック注射に対応する中村AJペインクリニックがおすすめです。
神経ブロック注射は痛みと炎症を抑える効果が高く、腰椎椎間板ヘルニアの痛みが慢性化している場合にも効果が期待できます。
中村AJペインクリニックは、御堂筋線・長堀鶴見緑地線の心斎橋駅より徒歩1分で、地下道からすぐにアクセス可能です。
雨の日でもストレスなく通えるため、腰椎椎間板ヘルニアの痛みを抑えたい方はぜひ一度ご相談ください。
記事監修医師プロフィール
中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医