頚椎症治療はペインクリニックがおすすめ!頚椎症の症状や治療法を徹底解説
慢性的な肩こりや首の痛みに困っている方は多いのではないでしょうか。
肩・首の痛みやしびれは、頚椎症が原因である場合があります。
頚椎症は、薬物療法やブロック注射などの早めの治療と悪化しないための予防策が重要になってきます。
この記事は、肩こりや首の痛みでお困りの方、頚椎症の方にも分かりやすくその症状と治療法について解説しています。
中村AJペインクリニックでは、頚椎症によるあらゆる症状に対応しており、安心して治療を受けることが出来ますので、お困りの方はご相談ください。
頸椎症とは
首の骨は、背骨からつながっている頸椎と呼ばれる骨が積み重なって形成されています。
頸椎と頸椎の間でクッションの役割をしている椎間板は、加齢や生活習慣などの影響で変形してしまいます。
変形した椎間板などが、頸椎の中を通っている脊髄やそこから伸びている神経を圧迫することで様々な症状が出てしまうのが「頚椎症」です。
慢性的な肩こりや首の痛み・しびれ・冷えなどは、頚椎症の局所症状として現れる場合があります。
また、頚椎症は圧迫される部位や状態によって2つに分かれます。
頚椎症性神経根症
椎間板が変形し、脊髄から分かれて上肢へ行く神経根が圧迫・刺激されて起こる疾患です。
一般的に頚椎を後ろに反らせる(上方を見る姿勢)と痛みが強くなります。
また、左右どちらかに症状が現れることがほとんどです。
<症状>
- 首の後ろの痛み
- 腕から手にかけての痛みやしびれ
- 腕の脱力感
- なにもしていないのに痛みが走る、感覚が分かりにくいなどの知覚障害
- 腕や手の筋力低下
頚椎症性脊髄症
椎間板の変形や頸椎の周りにある靭帯が固く厚くなることで脊髄が圧迫されて起こる疾患です。
脊髄症の場合には、左右両側に症状が出ることも多く、下半身にも症状が出ます。
<症状>
- 首の後ろの痛み
- 四肢の痛みやしびれ
- 手足の知覚異常
- ボタンかけや細かい作業などが不自由になる
- 歩行困難
- 排尿や排便障害
頚椎症治療
歩行困難や排泄障害など重度のケースを除くと、一般的には下記のような保存療法が行われます。
- 薬物療法|痛み止めの非ステロイド性消炎鎮痛薬や筋肉のこりをほぐす筋弛緩薬などを使用します。
- リハビリ療法|頸椎けん引で圧迫を軽減したり、電気治療や温熱療法で痛みの軽減を図ります。また、運動やマッサージなどで代謝機能や身体機能などを改善します。
- 装具療法|頸椎カラーを付けて患部の安静、痛みの軽減を行います。
特に頚椎症性脊髄症に関しては、歩行困難など日常生活に支障があれば手術療法を選択されることもあります。
ブロック注射
頚椎症による痛みのコントロールがうまくいかないときはブロック注射が有効です。
痛みや炎症を抑制し、興奮して過敏になっている神経を落ち着かせる治療法ですので、痛みを繰り返す悪循環を止める効果も期待できます。
ブロック注射については麻酔科医の領域ですので、ペインクリニックで専門的な治療が受けられます。
頚椎症の予防・改善策
頸椎の後屈が神経・脊髄の圧迫を強め、頚椎症の症状を悪化させます。
そのため、正しい姿勢を心がけることや首の動かし方に注意して生活することが大切です。
- パソコンや読書、編み物など長時間首を曲げる姿勢は避ける
- うがいや缶の飲み干し、美容室での洗髪などの首に負担のかかる行為を避ける
- うつぶせ寝をしない
これらの日常生活におけるちょっとした心がけがポイントとなります。
特に、脊髄性神経根症は自然に治癒できる疾患ですので、痛みのコントロールができれば日常生活で改善していくことができます。
頚椎症治療なら中村AJペインクリニックへ
頚椎症の治療は、薬物療法やリハビリ、装具療法が行われることが多く、症状が進行してしまって日常生活にかなり支障がある場合には手術を行うことがあります。
また、頚椎症で強い痛みがあれば、神経の周りに薬を直接注入するブロック注射の治療が有効です。
中村AJペインクリニックでも頚椎症治療に対応しており、特にブロック注射については症例数の多い専門医がしっかり対応できますので安心して治療を受けることができます。
慢性的な首や肩の痛み・しびれなどの症状でお困りの方や、頚椎症治療を行っているが痛みがなかなか取れずに困っている方は、ぜひご相談ください。
記事監修医師プロフィール
中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医