エクソソームは治療薬として有効?エクソソームに期待される効果と注意点を解説
エクソソームは、近年医療分野や美容医療分野で注目されている成分のひとつです。
エクソソームは、細胞間を移動して重要な遺伝子情報を伝達していることが解明されてきました。
バイオテクノロジーや再生医療においても、効果の高い治療薬になりうるとして研究が進められています。
実際にエクソソームそのものが治療薬として臨床に多く出回るためには、まだ試験が必要ですが、美容医療や一部の医療分野では段階的に使用されてきており、将来的にも幅広い活躍が示唆されています。
クリニックで扱うエクソソームについて、具体的に期待される効果と特徴、さらにエクソソームの使用に関する注意点についてわかりやすく解説します。
AJ中村ペインクリニックでも、関節痛などの痛みの軽減や健康増進、肌質改善を目的としてエクソソームを取り扱っています。
体の不調やお悩みについて、お気軽にご相談ください。
エクソソームの治療薬としての活用事例
エクソソームは細胞の修復機能や抗炎症作用があり、年齢や病気によって生じた細胞のエラーを訂正し、病気の治療に役立つと期待されています。
細胞の修復や幹細胞の活性化は、老化防止や健康増進を意味します。
独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター)よっておこなわれた研究結果によれば
関節痛などの痛みに対してエクソソーム治療をおこなうと、抗炎症作用によって関節の軟骨細胞や滑膜細胞から分泌される炎症因子が抑制されて痛みの軽減になることが示唆されています。
ほかにも肌細胞の再生による、エイジングケア効果も期待されており美容医療としての注目も高いです。
https://cir.nii.ac.jp/crid/1040282256981576960
http://waarm.or.jp/wp-content/uploads/2020/01/667276fdeaf30319f16a08e5909abcec.pdf
エクソソームは美容医療だけでなく、痛みの軽減や健康増進としても有効といわれています。
慢性的な不調やお悩みに対しても、解決できる可能性もありますので気になることがあればお気軽に中村AJペインクリニックへご相談ください。
エクソソームの治療薬としての研究
エクソソームは、細胞から放出される小さな袋状の物質で、2000年代になって研究が加速化し、エクソソームの役割がわかってきました。
エクソソームは再生医療やバイオテクノロジーの分野で幅広く活用できると期待されており、がんや膠原病といった細胞レベルでの疾患の治療薬として開発の研究がされています。
エクソソームの特徴と役割
エクソソームは細胞の情報を包んで、細胞外へ放出されて遠い部位にある細胞へその情報を運びます。
情報伝達の役割のほかには、細胞外に存在する病原体の排出や傷ついた細胞の修復をしていることがわかってきています。
エクソソームの取り扱いに関する注意点
エクソソームの効果は幅広く応用できるとされ、期待が高まり積極的に研究されています。
エクソソームはもともと細胞に備わっている分子であり、基本的には安全な物質です。
しかしエクソソーム治療においては、意図的にエクソソームを注入したり操作するためエクソソームを活用するうえでの注意点があります。
エクソソームのドナーと抽出・管理環境
治療や医療で使用されるエクソソームは、ドナーから採取・抽出されたものです。
エクソソームは非常に小さな物質であり、高い純度で抽出するためには特殊な技術が必要です。
世界中には多くのエクソソームが出回っていますが、その品質にはばらつきがあるのが現状です。
医師・研究者の監督下での適切な活用
温度管理などの保管体制もエクソソームの品質に関与してきます。
細胞分子に精通した医師や研究者の監督下での保管や、使用によってその品質を保つことができます。
中村AJペインクリニックでのエクソソーム注射
中村AJペインクリニックでは、健康な日本人女性からのみ採取したエクソソームを独自の機械システムで抽出したエクソソームを使用しています。
品質管理にこだわった高品質なエクソソームを、経験豊富な医師が取り扱い患者様へ注射でご提供します。
記事監修医師プロフィール
中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医