ブロック注射はヘルニアに効く?痛みを取り除くことはできる
ブロック注射は、ヘルニアの痛みに高い効果を発揮します。
椎間板ヘルニアの痛みは、ひどい場合は日常生活を送ることも困難になってしまいます。
コルセットだけでは目覚ましい効果がない、といったときにブロック注射を活用するといいでしょう。
神経ブロック注射を、痛みの原因となる箇所にピンポイントで注入することで、一時的に痛みを取り除くことが可能です。
医師の熟練した技術と豊富な経験が必要になる手法といえるでしょう。
そのため、中村AJペインクリニックのように累計で20万件もの実績のあるクリニックを選ぶと、的確な注射を受けることが可能です。
ブロック注射から注入される麻酔薬で痛みを一時的に緩和し、その間に痛みによって興奮している神経をなだめて、筋肉をほぐしたり手足の血流を良くしたりしましょう。
椎間板ヘルニアとは
椎間板ヘルニアとは、椎間板が骨の間から突出してしまい、近くにある神経や脊髄を圧迫してしまう病気のことです。
神経や脊髄が圧迫されると、腰の痛みや足のしびれなどの症状が現れます。
腰のあたりで起こることが多く、重いものを持ったり激しいスポーツをしたりすることで発症することが多いです。
ヘルニアの症状
椎下肢間板は、首から腰にかけての背骨すべてにある、クッションの役割を果たす軟骨です。
そのため、どのあたりの椎間板が飛び出すのかによっても症状に違いが現れます。
首の近くの頸椎の場合は、肩こりや背中や肩のしびれがあり、ひどい場合は手に力が入らなくなってしまいます。
また、胸のあたりの椎間板が飛び出すと、足にしびれがあったり、力が入らなくなったりします。
腰の部分であれば、腰やお尻、足に痛みがあったり、足がしびれたりします。
いずれも進行すると下肢の筋力低下や歩行障害などの症状が現れるため、できるだけ安静を心がけて悪化しないように注意しましょう。
椎間板ヘルニアにはブロック注射が効く
椎間板ヘルニアは、安静にするだけではなかなかよくなりません。
手術をするという方法もありますが、そうでなければ安静にする以外ならブロック注射を打つのが効果的です。
ブロック注射は、椎間板が圧迫する神経の炎症を、直接鎮めることができるからです。
また、麻酔を患部にピンポイントで注入するため、即効性があるのもポイントです。
痛みやしびれで日常生活を送ることもままならないどころか、熟睡もできないといったときには、ぜひ試してみてください。
ブロック注射をして痛みが取れた場合は、どの程度動いていいのかを担当の医師と相談しておくことも重要です。
傷まないからといきなり激しく動いてしまうと、症状が悪化してしまう可能性もあるからです。
痛みを取りつつも、悪化しないようにマッサージで血行を良くするなどのケアをするようにしましょう。
ブロック注射を打つ頻度
ブロック注射を打つ頻度は、週に1度が多いです。
ブロック注射の体への影響を考えると、週に1度でなくても問題はありません。
体への影響がほとんどないので、毎日打っても副作用などの問題はありません。
しかし、一般的には週に1度、全体で4~5回で治療計画を立てる医師が多いです。
保険診療なら週に1回
ブロック注射を打つ頻度は、週に1回であることが多いです。
なぜなら、週1回の利用であれば健康保険の適用が可能だからです。
それ以上になると、保険の適用ができない場合があります。
全額個人負担になるとかなりの負担になるため、週1回にしておくのがおすすめです。
ただし、週1回の保険適用も、ずっと続くわけではなく、回数制限があります。
保険診療には制限がある
具体的には、初診時を含めても月5回までしかブロック注射の保険適用は認められません。
また、肩や腰など複数回の注射をおこなったとしても、1回の診療に付き保険適用が認められるのは1つだけです。
そのほか、社会保険の場合は、3か月以上たつと月に打てる回数が3回までです。
それ以上は全額自己負担になるため、注意が必要です。
また、国民健康保険であれば、12ヶ月以上打ち続けると、こちらも社会保険と同様の措置が取られます。
そのため、ブロック注射を続けて打ち続けるときには、保険が適用になる回数制限に注意しましょう。
安全性は?
ブロック注射は、麻酔薬を直接注入するものの、局所的なものであり、体への負担はほかの治療に比べて格段に低いのでおすすめといえるでしょう。
安全性が高く、即効性があるのがブロック注射の大きなメリットです。
副作用もほとんどなく、安全性が高いので、子供から高齢者まで利用することができます。
注射をした後もすぐに帰ることができるので、注射の時間とあわせても短時間で済むのもうれしいところです。
素早く治療を終え、痛みもすぐに取れるので、椎間板ヘルニアの痛みに悩まされていて、歩くのも大変という人にはとくにおすすめといえるでしょう。
ブロック注射でヘルニアの痛みを和らげよう
ブロック注射をすることで、椎間板ヘルニアの痛みを和らげることができます。
痛くて夜も眠れない、起き上がることも難しい、という人には特におすすめなので、まずは一度受診してみてください。
ブロック注射で痛みを取るには、豊富な実績と確かな技術を持った医師が必要です。
そのため、クリニックを選ぶときには、必ず中村AJペインクリニックのような実績のあるクリニックを選ぶようにしてください。
痛みに悩んでいるのであれば、まずは一度診療を受けてみましょう。
記事監修医師プロフィール
中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医